まき@IBM川崎

というわけで、最終日拝見。やや角度つけつつ並列の三面プロジェクターに同一画面。その中身は懐かしき録画チャンネルの匂い。環境ビデオ、です。どこまでなんちゃってであると解釈するかによって評価変わります。音楽はもろ坂本龍一風。ラストエンペラーのサントラの3曲目?風あり、リゲイン風あり、橋本一子のファースト風あり。上手。
基本的にはフレームを動かさないで、画面内に水のきらめきなどの素材をもとにした光の明滅が「1曲分」づつ淡々と続き全部で7パート、40分程度のループ(最後のパートは音楽なし)。
で、どこまで狙ってるのか、ということですが、リゲイン調のところはリゲイン調の映像(人の往来の首から下スローモーション)だったりしたので、ある程度そこで安心したというか。まだまだ気は抜けないというか。
結構絵画意識しているでしょう、多分。オールオーバーな典型的な抽象画風あり、18世紀の静物画風あり、日本画風あり、マグリット風あり、リゲインのところはエフェクトをかけている境域が円と矩形の組み合わせで構成主義的匂いが漂う。で、秒30コマで次々と絵柄のバージョンが提示されている。と見ました。絵のうまい人に頼んで、画面キャプチャーを油絵に起こしてもらって一緒に展示すると面白いかも。とおもった。この作成方法で絵を描いて、ビデオ抜きで展示すると、つまりゲル春と理非ターになったりしますか。
ゲルハルトいじりを環境ビデオ風に仕立てた。とみると、実はかなり中原チックなのか、どうなのか。
ともかくDVD買ってコマ送りで見たりすると、あらたな楽しみが増えたりするかもしれません。急げ!

帰りがけ作家先生とちらとしゃべる。早速シンポジウム1買ったそうです。どうする、さねまつさん。