アートドリル@友部小学校

http://pammamp.geijutsu.tsukuba.ac.jp/artdorill/artdorill_1/index.html
8/18に拝見。良くがんばった。ポイントは
・大学内でやるときに比べ、きっと折衝がもろもろ増えたと思われるが、そういう作品の外のプロセスが増えることは今どきの美術っぽくてよいのではないか。
・作品以外の教室のフォーマットをいじる試みとして線描ドリルの作品が興味深い。いまどきの小学校は教室に国旗が掲げられていてちょっとびっくりだったが、該当作品の設置してある教室だけ赤ペンでぐりぐり日の丸を塗っていたり、時間割に「線育」というのがあったり、目標の文言が素直な線がひけるようになることとかなんとか変えられていたり、ドローイングに関する係の当番表があったり。この作品、メインの展示は線描ドリルのワークシートを埋める観客参加型の作品だが、この中身にジャスパージョーンズのハッチングを思わせるモチーフがあったりしておおおっと色めきだったが、既存の美術作品に関連するモチーフはそれだけにとどまったので、節操があるようなもっとドラスチックにやっちゃえばいいのにとおもったりとか。
・動物の仮面をならべた作品は、本当にマスクつけて子供たちが授業をうける映像とかがあると、もっとよいのになぁと思いました。上手に作ってあるだけにただの彫刻風になっているのがもったいない。
・T氏は音楽室で千利休いじり。ピアノでアニメをコントロールする岩井風作品。もっと茶室にからめたいか。
・そのとなりの楽器シリーズやってた人は、M電機をさっさと消費して次のことに昇華せよ。箒ギターは、結構てまかけてちゃんと作っていた。
・屋根のバルーンはよくつくった。雨が降ってきてあわてておろすあたり、洗濯物をとりこむ感じで良し。
・夏休みの展示だけに、小学校へのフィードバックがなされているか気になる。少し作品残したりとか、事後のお話会とかあるとよいですね。
・友部ちと遠い。次回イマトーさんあたり頼って都内近郊で。
・「現代アート」という言い方、ややきもい。ディレクトリの名前、つづりまちがってるよ。